ペアローンのふるさと納税上限は夫婦別|住宅ローン控除ありの2026年計算例

執筆・編集ふる住控除ナビ運営事務局
制度・出典確認2026-09-27
計算エンジンv2026.10.1
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ペアローン・連帯債務で住宅を購入した夫婦向けに、ふるさと納税を世帯年収で合算せず、各人の給与・年末残高・住宅ローン控除で別計算する方法を解説します。

先に結論

ペアローンのふるさと納税上限は世帯合計で一つではなく、寄付者本人ごとに計算します。住宅ローン控除も各人の借入・持分・取得対価・所得税額に基づくため、夫婦の上限を足して一方の名義で寄付することはできません。

寄付と控除は本人単位

ふるさと納税は寄付した本人の所得税・住民税から控除されます。夫婦の世帯年収を一つの入力欄へ合算せず、それぞれの給与、社会保険料、扶養、所得控除を使います。

返礼品の送付先や決済カードだけでなく、寄付申込者、受領証明書、確定申告またはワンストップ申請の名義を一致させます。

住宅ローン控除も本人の負担分で確認

国税庁の住宅ローン控除案内では、年末残高、取得対価、住宅区分などから控除額を計算します。ペアローンは各人の借入残高を使い、連帯債務では持分と実際の負担割合を確認します。

一方の所得税で控除しきれない住宅ローン控除を、配偶者の所得税へ移すことはできません。ふるさと納税の上限も同様です。

夫の例:年収550万円・残高2,000万円

給与収入550万円、社会保険料82万5,000円、扶養なし、認定住宅、年末残高2,000万円、ワンストップ特例の例では、住宅ローン控除可能額は14万円です。所得税の課税所得は171万5,000円、住民税所得割概算23万5,000円、寄付の計算上限は57,400円、安全側は51,000円です。

妻の例:年収450万円・残高1,500万円

給与収入450万円、社会保険料67万5,000円、扶養なし、認定住宅、年末残高1,500万円では、住宅ローン控除可能額は10万5,000円です。所得税の課税所得は106万5,000円、住民税所得割概算17万円、寄付の計算上限は42,100円、安全側は37,000円です。

夫婦の計算上限合計は99,500円ですが、夫が99,500円を一人で寄付できる意味ではありません。夫57,400円、妻42,100円をそれぞれの名義で管理します。

夫婦を分けて管理する2026年計算例
項目夫妻
給与収入5,500,000円4,500,000円
社会保険料825,000円675,000円
本人の年末残高20,000,000円15,000,000円
住宅ローン控除可能額140,000円105,000円
計算上限57,400円42,100円
安全側の目安51,000円37,000円
寄付名義夫本人妻本人

夫婦別に入力する5ステップ

  1. 寄付者を一人ずつ決める

    夫の計算と妻の計算を別々に行い、世帯年収を合算しません。

  2. 本人の給与と控除を入力

    各人の社会保険料、iDeCo、扶養を反映し、同じ扶養親族を重複入力しません。

  3. 本人分の住宅条件を入力

    ペアローンは各人の借入残高、連帯債務は持分と実際の負担割合を資料で確認します。

  4. 本人の申告方法を選ぶ

    一方だけ確定申告する場合もあるため、夫婦で同じ設定に固定しません。

  5. 申込・決済・証明書の名義を揃える

    計算した本人が寄付し、控除を受ける本人の名義で証明書と申告を管理します。

入力前に確認する資料

  • 夫婦それぞれの給与明細・源泉徴収票
  • 金融機関ごとの年末残高情報
  • 売買契約書と登記事項の持分
  • 連帯債務の場合は各人の負担割合
  • 各人の住宅ローン控除計算明細書
  • 寄付申込・決済・証明書の名義

よくある誤り

  • 世帯年収を合算して一人分として計算する
  • 住宅全体の年末残高を夫婦双方へ全額入力する
  • 配偶者の余った住宅ローン控除を移せると考える
  • 家族カードで名義がずれたまま寄付する
  • 扶養を夫婦両方の計算へ重複入力する

公式資料・出典

本記事は次の政府公式資料を基に作成しています。個別の申告は、国税庁・自治体または税理士へご確認ください。